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技術のご紹介

Phase2 対象地概況調査

Phase1(対象地資料等調査)で汚染の可能性がある場合や、すでに汚染が認められている場合には、調査地において土壌・地下水汚染の概況を把握するために対象地概況調査を行います。
調査方法は下記のとおりです。

1.表層土壌ガス調査

揮発性有機化合物は揮発性が高いことから、簡易測定法を用いて土壌中の分布確認を行います。
ただし、公定法ではないので汚染の評価は相対的なものとなりますが、比較的簡便で安価であるために用いられます。また、調査の結果より揮発性有機化合物による汚染のおそれがある場合には、汚染範囲の絞り込みを行うことにより、Phase3(対象地詳細調査)に利用します。

現地での基本的な作業の流れです。(本調査は採取した試料を現地にて分析を行います。)

基本的な作業の流れ1

1.コンクリートやアスファルト等がある場合は、ハンマードリルを使って穴を開けます。

基本的な作業の流れ2

2.ボーリングバーを使って、深さ0.3~1.0m程度の穴を開けます。

基本的な作業の流れ3

3.開孔させた穴より表層ガスを採取し、分析試料とします。この時、地下水が高く表層ガスが採取できない場合は、地下水を採取し分析を行います。

基本的な作業の流れ4

4.当社所有のポータブルガスクロマトグラフを利用し、現地にて分析を行います。

基本的な作業の流れ1

分析に使用する機材は1BOXにて運搬・移動できますので狭いところも作業可能。

基本的な作業の流れ2

車内の様子です。これらを現場に搬入します。

Point

当社所有のオンサイト分析機器を用いて現地にて速やかに分析を行います。有害物質が検出された場合は、次ステップのPhase3に活用できる様、分析結果をもとに調査地点の絞り込みを行います。このように現地にて測定することは土壌汚染調査を迅速かつ効率的に行うことができ、低コストにつながります。

現地での作業内容・調査方法

土壌土壌ガス試料の採取深度

ボーリングバーやハンドオーガー等を用いて直径2~6cm、深さ1.0m程度の穴を調査地点に設け、孔内から土壌ガスを採取し分析を行います。地下水が地表面に近い場合は地下水を採取し分析を行います。

調査地点の配置および調査方法

1ステップ

調査地点の配置は試料採取方法・測定方法の感度・対象物質の使用履歴・土地改変の履歴・水文地質状況等を総合的に判断し設定しますが、基本的にはPhase1の調査結果より、
・特定有害物質による汚染の存在が高い区域(単位区画)については、対象地を10m間隔に区切り1地点
・特定有害物質による汚染の存在が低い区域(一部対象区画)については対象地を30m間隔に区切り1地点
にて調査を行います。汚染の恐れがある場合は、高濃度地点を探るとともに汚染範囲の推察を行います。

2ステップ

汚染の範囲確定および高濃度地点が判明しましたら、続いて指定基準を超過していることを確認するために他の区画に比べ高濃度が検出された区画(複数ある場合はその全て)にてボーリング調査を行い、表層・0.5m・1.0m以深は1.0mごとに10.0mまでの土壌試料(最初の帯水層底面が10.0m以浅にある場合は帯水層の下端まで)を採取します。

以上の調査結果を参考にPhase3の検討資料として用います。

土壌ガス調査参考例

区画割り 汚染が確認された場合 ボーリング調査
1.Phase1の調査結果をもとに区画割りを行います。   2.高濃度地点が検出された場合はボーリング調査を行い、所定深度で試料採取を行います。
ボーリング調査例
3.各深度にて土壌試料を採取し、土壌溶出量を測定する。
and
土壌の汚染に係る環境基準一覧表
    ※上表は「環境庁告示第46号 土壌の汚染に係る環境基準について 平成3年8月」にもとづき作成をしておりますが、環境省のホームページを参考にされると良いでしょう。

2.表層土壌汚染調査(重金属等・農薬等)

重金属等・農薬等は「物質の特性上、移動性が低いため汚染の蓄積性は高いが、拡散する範囲は狭い」と言われています。そこで表層土壌を採取して、調査地における対象物質の表層土壌中の濃度および含有量の分布状況を調べます。
調査結果より重金属等・農薬等による汚染のおそれがある場合には次に行うPhase3(対象地詳細調査)に利用します。

現地での基本的な作業の流れです。(本調査は採取した土壌を計量証明事業所に依頼し分析を行います。)

基本的な作業の流れ
基本的な作業の流れ1

1.コンクリートやアスファルト等の被覆されている地点はコアカッター等を用いて開孔させます。

基本的な作業の流れ

作業の流れ

ドロップヒッター

狭い工場内で活躍のドロップヒッター

ロータリー式ボーリングマシン

地質調査でおなじみのロータリー式ボーリングマシン

回転+振動型ボーリングマシン

土壌汚染調査用として開発された回転+振動型ボーリングマシン

2.現場状況および地層構成により、様々な機械を使用して表層土壌を採取します。

土壌試料のサンプリング例

土壌試料のサンプリング例

分析に必要な試料を採取した後に地層構成を把握するため、簡易柱状図を作成することもあります。

Point

当社が所有しております土壌汚染調査用ボーリングマシンでは、下記の特徴があります。
・低速回転と高速回転の組合わせにより、豊富な掘削バリエーションが選択できます。
・これまで難しかった砂礫層サンプリングを低騒音で実現しました。
・無水の高速サンプリングがコアの発熱を抑え、試料の変質を抑えます。
・作動油には万一の事故に備え、生分解性植物油を採用しています。

現地での作業内容・調査方法

原則、100m2(10m×10m)を1区画として区分けをし、1地点以上の割合で調査地点を均等に選定します。
各区画内の試料採取地点は有害物質使用特定施設および関連する配管や地下ピット、排水ます等特定有害物質を使用する等の施設の直下や、周辺から試料を採取し、特段汚染の可能性が高い要素が存在しない場合は、区画の中央を採取地点とします。
なお、Phase1にて特定有害物質による汚染が存在する可能性の低い区画については、都道府県知事が確認の上、900m2(30m×30m)に1地点以上の割合で調査地点を均等に選定することが出来ます。

表層土壌調査参考例

表層土壌調査参考例

サンプリング深度は下図の様に土壌を採取し、それぞれを均等に混合して1試料としますが、盛土や埋土、廃棄物等で埋め立てられたことが明らかな場合は状況に応じてサンプリング深度の設定をします。
分析項目はPhase1にて明らかに汚染のおそれのない項目については除外しますが、分析項目が絞り込めない場合は土壌環境基準に定められた重金属類・農薬類の全項目について公定法にて分析を行います。
また重金属類のアルキル水銀を除くすべての項目において含有量についても分析を行います。

表層土壌試料採取例

表層土壌試料採取例
5地点均等混合方式とは1箇所につき中心および周辺4方位それぞれ1地点づつの合わせて5地点にて試料採取し、それぞれの地点にて採取した試料を均等に混合して1試料とします。
and
土壌の汚染に係る環境基準一覧表
    ※上表は「環境庁告示第46号 土壌の汚染に係る環境基準について 平成3年8月」にもとづき作成をしておりますが、環境省のホームページを参考にされると良いでしょう。

Point

Phase2の調査内容は、Phase1での情報により調査内容および調査方法が変わりますので、Phase1での過去の履歴確認や書類作成など面倒な作業ですが、調査費用の低減を考えますと大変重要な作業となります。
当社もお客さまの労力および調査費用の御負担を低減させるよう努力をしております。
御不明な点等ありましたら遠慮なく御質問ください。

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